メダカ

メダカ副業は難しい?初心者が失敗するポイント

女雛

メダカ販売は難しい?初心者が失敗しやすいポイント

メダカの繁殖をしていくと、次に必ずと言っていいほど考えるのが「メダカ販売」です。メダカの飼育は熱帯魚などに比べると比較的簡単と言われることが多いのですが、メダカの販売となると、品種が多く、価格の変動も激しいので少し難易度が変わってきます。

今回は意外と難しい「メダカの販売」をテーマに記事を書いてみました。

その1:メダカを飼育するスペースが足りなくなる

日光の当たる飼育容器広い庭やスペースが無い人は要注意!気づいたらスペースがなくなります(笑)

マンションのベランダ、室内の人が陥りやすい失敗

メダカは飼育や繁殖がしやすい分、軌道に乗ってきたときに想像していたよりも増えすぎて管理しきれないケースが起こりやすいとも言われます。

産卵シーズンになると、一匹のメダカが一日に10個産卵することもあります。最初のうちは増えて嬉しいなんて思っていると、あっという間に飼育スペースがいっぱいに、、、!なんてことが起こりやすいのです。

対策方法

飼育するメダカを販売できるものだけに厳選する

飼育スペースが限られる場所に住んでいる場合、メダカ専門店のように多様な品種を繁殖させて販売しようとすると、間違いなく飼育スペースが足りなくなります。

一つの品種で繁殖した場合、最低限、親魚の容器、卵の孵化容器、生まれた稚魚を時期別に1~3個と最低でも3個以上の容器は必要になってきます。

その為、飼育スペースが少ない方は販売していきたい品種を厳選していくことをオススメします。2~3品種までならマンションのベランダなどでも飼育できることが多いです。
広めのベランダなら5品種くらいまでは可能だと思いますが、飼育スペースと相談して厳選していきましょう。

飼育スペースが広く確保できる家に引っ越しする

飼育スペースが足りないなら、単純に広い飼育スペースが確保できる場所に引越しをするのは手段の一つです。

現実的には、自宅や実家に飼育スペースとして利用できるほどの空きスペースがあるのが理想です。実際に引っ越しの費用などを考えるとあまりお勧めできる手段ではありません。

土地を借りて、飼育スペースにする

自宅の飼育スペースが少なくても、別に土地を借りて飼育スペースにすることも手段としてありますが、都心で土地が高い場所に住んでいる方は難しいかもしれません。

田舎に住んでいる方で、近くに空き地がある方はこの手段も実現できるかもしれませんが、もはやメダカ専門店なので、理想としては自宅の空きスペースを活用できるのがベストと言えるでしょう

その2:メダカの購入当時は人気だった品種が売れない

ドラゴンブルーの稚魚買った当時は人気の品種でも、時間が経てば既に出回っていて売れないことも

購入時点で人気の品種の卵を購入してみたが、販売できる時には、出回りすぎて販売できない

これはよくあるパターンですが、メダカの購入時には人気で高額な品種だったとしても、品種の固定率が高い場合は一気に市場に出回ることがあります。

この場合に、急激に供給量が増えていくと価格は当然下落して、利益が出る価格帯での販売が難しくなるケースが多く見受けられます。

対策方法

各品種ごとに、メダカの相場を知る

購入時点で、市場に出回っているメダカの相場を知ることは非常に大事です。相場を知ることで販売すべきメダカの品種が分かります。

最新のメダカは相場が高くなることが殆どですので、常に最新情報やめだかのトレンドを把握していくことが大切と言えるでしょう。

需要と供給量を知ることで、価格の予測をする

狙っているメダカの需要と供給量を知ることで、今後の価格の予測が可能です。

例えば、固定率が低くて供給量も低いけど、人気のある品種であれば、高い価格が続くでしょうし、人気があるけど、固定率が高く、供給量が高い場合は大きく価格が下落する可能性も高いことが分かります。
こうした価格の予測は、メダカの販売をしていく上では非常に重要です。

有精卵ではなくて、若魚や成魚を買う

若魚や成魚を買うことで、繁殖開始までの時間を短縮することが可能です。有精卵を購入した場合最短でも1~2ヶ月は産卵が始まらないため、その間に市場にメダカが出回ってしまい購入したいと思う人が減ってきてしまうことがあります。

予算に余裕がある場合は、有精卵を購入するよりも若魚や成魚を購入してしまった方が効率よく販売開始できる可能性が高くなります。

その3:メダカの健康が維持できない

改良めだか水質の変化で、メダカが急に痩せ細って弱って死んでしまうことも

高級メダカを飼育してみたが、病気になってしまう

販売を考えている方でも、困ってしまうのがメダカの病気です。
水質の悪化でメダカが痩せ細ってしまうことや、身体に水カビが生えてしまう病気などメダカが健康体でいられない状態になることがあります。

代表的な病気としては、「水カビ病」「尾ぐされ病」「白点病」の3つがあります。これらは過密飼育や水換えを行わないことで引き起こしやすい病気とも言われています。

こういった場合の原因の多くは、管理する人間側にあることなので責任を持って対処することが大切です。

対策方法

基本的なメダカの飼育スキルを上げるしかないのですが、具体的な方法としては以下の3つの対策が重要です。

水質を悪化させない

メダカが病気になる原因として、一番多いのが水質の悪化による病気です。定期的な水換えや大きな容器で飼育するなど、過密飼育を避けることが大切です。

餌をやりすぎない、餌を工夫する

餌をやりすぎると、消化器官が悪くなり痩せ細りによって衰弱してしまうことがあります。
適度な量の餌やりを心がける、少ない量を何回かに分かる等の対処が必要です。

また、餌が食べにくい事が原因で痩せ細ってしまうこともあるので、食いつき状況によっては餌を変えてみることが必要な場合もあります。

メダカの体調や異変を見極める

メダカが死んでしまう前には、何らかの異変が起こることがあります。具体的には、餌の食いつきが悪い、いつも下の方でじっとしている、目に見えるような病気が発症している個体がいるなど、普段からメダカを観察していると気づけることが多くあります。

予防出来ることが一番の理想ですが、もし異変に気がついたら、すぐにでも対処する事でメダカの健康を維持することが大切です。

その4:メダカの品種も状態も良いのに、購入されにくい

メダカの幼魚そもそも人に知られなければ売ることが難しいので、積極的にSNSを活用しましょう

品種自体も状態も良いのに販売されにくい、安くしないと売れない

メダカの品種にも、健康状態にも問題ないけどあまり売れない、、、という方は意外と多いと思います。

そういった方は、「出品者としての信用力が足りない」「認知度が低い」「購入者にとって不安な売り方をしている」などの問題を抱えていることが考えられます。

対策方法

出品者としての信用力を高める

「信用力」というのは、ネットでは特に大切な要素です。ヤフオクなどでは詐欺まがいの取引が横行していたりするので、基本的に購入者は警戒しながら購入するかどうか検討しています。

そのため、販売者として信用するに値するかどうかが、購入者の中で大切な判断基準となります。

元々の知り合いや有名なブリーダーから購入できれば、購入者としては一番安心できるのと同じで、何より大事なのが信用力や信頼性です。

SNSで発信を強める

SNSでの発信は信用力とは別に、集客の視点でもとにかく重要です。
ただ、TwitterInstagramYoutubeなど、様々な情報発信の方法がありますが、アクアリウム好きにアプローチするには少し難しさと手間がかかります。

アクアネットでは、SNS機能、写真投稿機能、フリマ機能と、アクアリストとしての活動をまとめて行うことが出来ますので、出品者がどのような人物か理解されやすいという、信用でも集客という点でも、大きなメリットがあります。

そもそも出品していること自体が目に入りにくい状況ですと、購入者が気づけない状況になり、販売が難しくなってしまします。

SNSは費用もかからないので、特別な理由がない限りは積極的に発信していくことをお勧めします。

信頼のおける誠実な対応をする

最近は利益を追い求めるあまり、詐欺まがいの出品者も増えてきています。

「写真を加工しすぎている」「事実と異なる内容を記載してしまう」等の行為をしてしまうと、相手は勿論、自分自身の信用を失うことにもなりかねません。

長い目で見たら、信用できる出品者のほうが必ず成功するので、誠実な対応ができる出品者を目指しましょう。

その5:メダカの飼育や繁殖自体が辛くなる

想像していたより管理が大変で、飼育が難しくなる人が多い

メダカの飼育は比較的簡単とは言われますが、品種や飼育するメダカの数が増えてくると、徐々に管理に手間が掛かることになります。

プロのメダカ専門店の人は餌やりと水換えで一日を費やすというくらいの手間が掛かるので、途中で飼育や繁殖が嫌になったり、難しくなってしまう人も多いのです。

対策方法

メダカ飼育が好きじゃない人は止めておく

もし、副業や利益だけを目的にメダカ飼育を始めることはお勧めしません。生物である以上、ビジネス色が強いと非難されやすく、トラブルに巻き込まれる事も少なくありません。

正直、世の中にはもっと利益が出て、手間が掛からない商売がたくさんあるので、メダカが好きじゃなくて利益だけを追い求める人にとっては、意外とリスクが高い商売なのです。

一番大切なのは、メダカを飼育して繁殖するのが好きであるということ

当たり前ですが、一番大切なことはメダカを飼育することや、繁殖することが大好きであるという事です。

よく、「好きこそ物の上手なれ」と言いますが、メダカ販売は特にその傾向が強いと感じます。生き物である以上、病気でメダカが大量に死んでしまったり、SNSの発信内容でトラブルになりやすいなどの問題が起こりやすいのです。

そういった時に、メダカ飼育・繁殖自体が好きであれば乗り越えていくエネルギーがありますが、副業や小遣い稼ぎを目的としている人には少し気難しくて、リスクの高い商売に映るかもしれません。

増えた分だけ欲しい人におすそ分け、、、くらいの気持ちで続ける

メダカの繁殖をしていたら、増えてきたのでおすそ分けしよう。という程度の気持ちで楽しみながら欲しい人たちに販売していくスタンスが一番楽しくて長続きするのではないでしょうか?

有名なメダカ専門店さんの方と話すと、例外なくメダカへの愛情が凄い方が多いです。そのベースがあってこそビジネスする上で信頼されているのかもしれません。

失敗しやすいポイントを抑えて、楽しみながらブリーダーを目指そう

ドラゴンブルー楽しみながら繁殖して、必要としている人にいい気持ちで買ってもらうのが大切。

ある程度、メダカ販売をしていくと失敗しやすいポイントが見えてくるので今回その経験を元に記事にしてきました。

1.メダカを飼育するスペースが足りなくなる
2.メダカの購入当時は人気だった品種が売れない
3.メダカの健康が維持できない
4.メダカの品種も状態も良いのに、購入されにくい
5.メダカの飼育や繁殖自体が辛くなる

上記の5つが、メダカの販売をする上で失敗しやすいポイントでした。

世の中には多くのメダカ専門店がありますが、飼育や繁殖とは別の魅力がめだかのブリーダー(販売者)にあります。
購入者に愛され、信頼されるようなブリーダーを目指していくことが何より成功のポイントなのかもしれません。

是非、皆さんも楽しみながら、信頼されるようなブリーダーを目指してみて下さい!

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アクアネット

アクアネットは2020年4月にオープンしたばかりの、アクアリストが集うサービスです。水槽のレイアウト写真投稿やフリマ機能をメインに、早くも利用者が続々と集まっています。

特にフリマ機能は、希少なメダカが出品されたり、信頼できるユーザーからの取引がしやすい仕組みなので、初心者の方にもオススメのサイトです。

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SunanekoTV
Web制作会社でWebディレクターをしています。もうすぐ6年勤務。 個人事業として、動画制作やWebライティングに没頭中。Youtubeでは、会社員向けのめだか副業シリーズを配信。お気軽にフォローして下さい! 多趣味人間で今はメダカが激アツ。