メダカは日本の魚なので、日本の気候に順応していて飼育しやすいのが人気の一つ。屋外で飼育される方も多いですが、その場合は季節によって育て方が変わります。
冬は活性が落ち、餌を食べなくなり、冬眠のような状態になります。
春からはまた活動を始めますが、その際はいつから餌を食べ始めるのでしょうか。また、餌やり以外にも注意点はあるのでしょうか。この記事では、その辺りを解説していきます。
目次
餌やり
餌やりのタイミング
メダカは、水温が16〜17℃になったら餌を食べ始めます。水量が多い天然の川や湖等では時間をかけて水温が上がっていきますが、飼育容器程度では、毎日水温は変化しています。水量や日当たり等にも影響しますが、基本的には外気温と水温はほぼ同じになります。
水温が16℃ぐらいになったら、少量の餌を与え始めます。水温が一番高い、日中に与えましょう。
執筆時の2020年は記録的な暖冬で、冬でも水温が高い日が多かった年です。その場合は冬でも活動してしまい、餌を与えないとやせ細ってしまって春まで体力が持たないことがあります。冬でも暖かい日が続いた場合は、少量の餌やりをします。
与える餌
与える餌は、できればタンパク質が低い餌を選んでください。日中の水温が16℃程でも、夜には水温が下がり、またメダカの活性が落ちます。その時、消化に負担がかかる高タンパクな餌を与えていると消化不良が起こり、メダカが体調を崩してしまうことがあります。
タンパク質の量は、餌のパッケージの裏側に大体書いてあります。
飼育容器の清掃・水換え
越冬中は水換えができませんので、春になると水が汚れています。そのため、飼育容器を丸洗いし、水換えしてあげましょう。水換えをすると、メダカに刺激を与えることにもなるため、より活性化を促します!
越冬中のメダカは体力が落ちているため、いつも以上に急激な水質の変化に繊細です。最初は『古い飼育水8』:「新しい水2』ぐらいの割合で水換えをし、数日に分けて徐々に新しい水に変えてあげましょう。
水換え(容器清掃)方法
今回は、同じ容器を持っていて、前日に水を張っておいた状態を前提に解説します!
- 同じ容器を2つ持っていると、そのまま新しい容器に移して古い容器を丸洗いできるのでオススメです!
- 新しい容器には、前日から新しい水を張っておくと、カルキ抜き・水温合わせができます。
1.メダカを別の容器に移す
バケツ等の一時退避場所にメダカを移します。
2.軽く水合わせをする
新しい水の割合が2割程度なので水合わせしなくても大丈夫かもしれませんが、それでもできるだけ負担を減らすため、仮容器で少しだけ水合わせをします。
3.新しい容器に移す
新しい容器にメダカを移します。この時、水流はメダカの負担になるため、なるべくゆっくり入れていきます。
4.古い容器を洗う
今まで使っていた容器をブラシや捨てて良い布などでしっかり洗います。
容器の丸洗いは半年近くしていなかったため、思った以上に汚れていて、びっしり汚れがこびりついていました…。
同じ容器が無くても、古い容器を洗ってカルキ抜き済みの新しい水を貼り、そこにメダカを移すことで同じことができます!