今回はレイアウトをする際の手順について解説していきます!ただ漠然と水草を植えて育てていくのではなく、しっかりと順序立ててレイアウトをしていくことによって、自分が思い描く理想の水槽に近づいていきます。
目次
レイアウトのイメージを明確にする
まずは水槽のレイアウトをイメージするところからがスタートです。どういった雰囲気のレイアウトにしたいのかを、ここで具体的にできるかできないかで、今後が大きく変わってきます。理想のレイアウトをイメージするためのポイントを紹介していきます。
参考にしたいレイアウトを集めてみる
こんなレイアウトにしてみたい!というものをできる限りたくさん集めてみましょう。アクアリウムショップへ行き、水草水草を見てみる、インターネットの画像検索で探してみる、TwitterやInstagramなどのSNSユーザーがアップしている写真を参考にする、等々集める方法が多くあります。
参考にしたいレイアウトがあるからそれを見て頭の中で想像するのも良いですが、実際にスマホに写真を保存して、比較しながら見られるように出来ると、より自分が思い描くイメージが具体的になります。
アクアネットの写真投稿では、他の人がどんなレイアウトをしているのか、水槽等の飼育容器やサイズごとにカテゴリーで絞り込めるので、多くの写真を集めやすくなっています。
手描きでレイアウトのイメージを描き起こしてみる
参考にしたい写真をたくさん選んだら、紙に自分が思い描くレイアウトを描いてみましょう。こうすることによって、より完成イメージがクリアになり、使用しなければならない水草や素材が決まってきます。決して絵が上手でなくとも問題ありません!頭の中のイメージを紙に落とし込むこと自体が大切です。
できればボールペンや黒の鉛筆ではなく、色鉛筆で色をつけて描くことをオススメします。
レイアウトに使う素材の選定をおこなう
レイアウトのイメージが沸いたら、次は素材の選定となります。素材によって水槽の印象を大きく左右すると言っても過言ではありません。注意して選定していきましょう。
石をメインにレイアウトをする場合
石をメインに素材を選定する場合は、草原や山などの『遠い被写体』をイメージしたレイアウトになることが多いです。また、今日では石と一言で言っても、数多くの種類の石がショップで取り扱われています。色、質感、サイズ様々ですので、イメージしていたレイアウトに近い石を1種類選んでいきましょう。基本2種類以上の石を取扱うことは、水槽全体の統一感がなくなることからNGです。
流木をメインにレイアウトをする場合
流木でレイアウトを表現する際によく用いられるイメージはジャングルや草むらといった比較的『ミクロ』な視点のものです。流木を選ぶ際にも、サイズのみではなく、形状や色別で様々な種類が存在します。
素材の仮組をおこなう
素材の目星がついたら、次はその素材を水槽に配置して仮組みをしてみましょう。アクアリウムショップによっては、店内に空の水槽が設置されており、仮組みできるコーナーがあります。その場で仮組みをしてしまえば、家に持ち帰って組んだ際にサイズ違いとなることも少ない為、是非活用をオススメします。
ショップで仮組みをしてその素材を購入後、持ち帰ってもう一度自分の水槽で組んでみると、『その時の組み方と微妙に違ってくる』なんてこともあるため、購入する素材をそこで仮組みした写真を1枚撮っておくことをオススメします。手描きでイメージを落とし込んだ紙を持ち込んで仮組みしてみましょう。
水草の配植手順〜水槽のセット
仮組みが完了したら、いよいよ水草の配植となります!水草の配植手順としては、下記のようになります。
ソイルを敷く
ソイルを敷く時のポイントは、敷いた高さを手前と奥で深さを変えることです。理由としては、差をつけることによって、水槽に遠近感が生まれ、より立体的に見えるからです。奥の深さを手前の2倍程度が基本となります。レイアウトによってもっと差があったほうが迫力や遠近感が出ることもあります。調整しながらソイルを敷いていきましょう。
モスや活着性のある水草を使用する場合は、流木・石に巻きつけて配置
水草をソイルへ植えていく前に、先にモスや活着性のある水草を素材に巻いて配置していきます。ここで注意したいのが、巻いたあとに少しでも放置しておくとモスや活着水草が乾いてしまい、注水する前に枯れている、なんてことを防ぐ必要があります。巻いたあとは、霧吹きを使い、枯れないように保湿をこまめに行いましょう!
水を少しずつ注水後、前景草→中景草→後景の順に配植
いよいよ注水をしながら水草を植栽していきます。ソイルを入れただけの状態で水草を植えるのではなく、ある程度注水を行ったうえで植栽を行っていきます。水をある程度まで入れたら、前景草➡中景草➡後景草という順番で植えていきます。それぞれの水草がちょうど浸る程度までの量の水を入れていきましょう。
注水はソイルの巻き上げを防止するために、水の入れ始めはじょうろやシャワータイプのホースを使用します。せっかくきれいに敷いたソイルが崩れてしまうなんてことを未然に防ぐことが可能です。
水をいっぱいまで注水
水草を植えたら、最後に水をいっぱいまで入れましょう。その後はフィルターや照明・CO2機器を設置して水槽のセットは完了です。どうでしょうか。思っていたイメージ通りにレイアウトはできましたでしょうか?理想の完成に近づけるように水草を成長させていきましょう
レイアウトした水槽の様子をアクアネットに公開しよう!
皆さんがレイアウトした様子を、写真に撮って、他のアクアリストに共有してみるのはいかがでしょうか?アクアネットではこうして自分の写真を公開することによって、相手から感想やアドバイスをもらえたりとコミュニケーションが取れる場となっています。
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