メダカ等の生体を育てていると、卵を産むことは珍しいことではありません。卵を見たら、孵化させて育てたい!と思う人が大半でしょう。
しかしメダカの場合、そのまま卵を産んだ親の水槽内で放置してしまうと、ほとんどの場合成魚になりません。
目次
親個体と同居させると育たない理由
そもそも、なぜ親と一緒に入れておいては育たないのでしょうか。
答えは簡単。
親が卵や孵化した後の稚魚を食べてしまうのです…。
折角産んだ我が子を食べてしまうなんて、なんて残酷なことを!とは思いますが、メダカは稚魚が自分の子供と認識できません。
口に入るサイズのものはとりあえず入れ、食べれるかを判断する習性があります。
卵はもちろんですが、孵化した稚魚も食べられてしまいます。メダカは元々、ボウフラ(蚊の幼虫)や動物性プランクトンを好んで食べます。動く小さな生物は、積極的に捕食してしまいます。
そのため、稚魚を育てるためには卵の時点で容器を分ける必要があります。
産卵床とは?
産卵床とは、生体に卵を産ませるための物です。メダカは、水草等に卵を産みつけます。マツモやアナカリス、ウィローモスに卵を産ませる方法もありますが、うまく産んでくれないこともあります。
効率よく卵を産み付けさせるために用意するものが、産卵床です。
作成した産卵床
産卵床の作成方法
購入品
100均のセリアにて、以下のものを購入しました。
- メダカの産卵床
- プールスティック
作り方
①プールスティックを輪切りにします
ハサミやカッターでカットしても良いですが、包丁で切るとキレイに効率よく切れます!
ちなみに、以前ハサミで切った切り口がこちら
めちゃめちゃ汚いですね 苦笑
②産卵床に切り込みを入れます
これを、約1cm間隔で切り込みを入れます。
切り込みの間隔は、あまり厳密で無くても大丈夫です。
③プールスティックに産卵床を差し込んで完成!
早速採卵したい容器に産卵床を浮かべてみました!
分かりづらいですが、気泡のように小さな丸いものが付いています。それがメダカが産み付けた卵です!
このように、100均グッズにあるもので、簡単に作ることができ、効率よく採卵することができます!