今回は、水草の分類について解説していきます。「水草を使った水槽を立ち上げたいけれども、どの水草を使えばいいのか分からない」と思っているあなた、役に立つ情報がきっと見つかるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
レイアウトをする際の水草の大きな分類
水草レイアウトをする際に、まず知っておいた方が良いことが『水草の分類』です。これを知っているか知らないかで、水槽のどの部分にどの水草を配植しなければならないかの判断が全然違ってきます。レイアウトをしようと思い、水草を買ってきたはいいが、結局使わなかったなんてことを防ぐため、水草の分類をしっかりと理解し、使い所をイメージしておきましょう。
レイアウトにおける水草の分類として、『水草の配植エリアごと』に分けていくと選びやすいかと思います。大きく下記のように分けられます。
●前景草
●中景草
●後景草
●その他(モス・浮草など)
前景草
特徴 前景草の基本的な特徴としては、背丈が短く、葉が小さいことが挙げられます。更に分類していくと、草原のように地面を這って成長していくタイプ、株単位で成長していくタイプなどに分類されます。
しっかりと栄養を与えてあげればまるで絨毯のように美しく成長する反面、照明から遠い距離にあるため、光が当たりづらく成長が難しくなる場合があります。その水槽に必要な光量をしっかりと調べた上で、レイアウトに適した水草を選定することが大切です。
種類
ヘアーグラス・グロッソスティグマ・コブラグラス・ウォーターローン・ブリクサ・テネルスなど
中景草
中景草は、前景草と後景草のいわば『橋渡し』としての機能を持った水草としてレイアウトに重宝されます。丈の高い水草・低い水草ばかりを使ってしまうと、どうしても単調で奥行きのないレイアウトになってしまいます。そこで、こうした中景草を使用することによって、素材や水草との間にストーリーを作り出すことができ、より一層自然な雰囲気となります。
より詳細に分けると、クリプトコリネなどの土に株を植えるタイプ・ミクロソリウムやアヌビアスなどの流木や石などの素材に活着するタイプがあります。
種類
クリプトコリネ・ミクロソリウム・アヌビアス・エキノドルスなど
後景草
水槽全体のイメージに一番影響する水草がこの後景草です。これらの水草は水槽の背景として機能するため、緑を多く入れれば緑、赤を多く入れればその分赤の強くイメージを印象付けます。
また、水草の密集具合によっても印象が変わってきます。まばらに、何種類か同時に配植すればジャングルのようなミクロで見たイメージになり、少ない種類の水草を密に配色すれば森や山を遠くから見たマクロなイメージとなります。こららの水草を更に細かく分類すると、ロタラやルドウィジアなどの有茎草、バリスネリアなどのテープ状の水草が存在します。
種類
ロタラ・ルドウィジア・バリスネリアなど
その他
上記のような前・中・後景草で基本的にレイアウトを行なっていきますが、それらとは違った機能を持った水草を紹介していきます。
モス
モスは一般の水草のように土に植えるものではなく、流木や石などの素材に活着させて、水槽により自然感を出す目的で使用されます。素材の主張が強くなりすぎない為に、こうしたモスの緑色を加えて柔らかみを出すのに重宝されます。
種類
ウィローモス・ウィーピングモス・南米ウィローモス
浮草
今まで紹介してきた水草は、ガラス越しに風景を楽しむ目的で植栽されるものでしたが、浮草は、水面から成長を見ることができる水草です。上からも正面からも楽しみたい方は、浮き草も入れてみてはいかがでしょうか。
ただし、入れ過ぎてしまうと、その下の水草へ光が行き渡らなくなる可能性があるため、注意が必要です。
種類
ホテイアオ・アマゾンフロッグピット・サンショウモ
まとめ
以上が水草の分類となります。ほかにも水草の分類方法としてはたくさんあります(陰性・陽性水草、有形草などといった分け方)。今回はレイアウトに特化した場合の分け方となりますので、水槽をセットする際は是非この考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか?
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